みなさん こんばんは。
オートプラネットです。
今日は、お客様のトヨタ ナディア[SXN10]の
エンジン(3S-FE)不調の原因追求を致しました。
症状としては、全体的にパワー不足で、
息継ぎをして吹け上がりません。
自己診断機を繋いで、調べてみましたが、
故障コード履歴が、ありませんでしたので、
地道に、1つ1つ怪しい所を潰して行くことにしました。
まずは、スロットルバルブ清掃から始めました。
ここは、カーボンやスラッジなどで汚れることがあり、
それが酷くなると今回のように回転が低くなったり
目標回転に合わない症状がでます。
かなり汚れていましたが、症状は改善しません。
続いて、燃料ポンプが上手く働いていないので、
エンジンにガソリンが供給されず、
このような症状が出ていると推測し単体点検することにしました。
ポンプに直接電気を繋いで動かしてみましたが、
正常に動作していますので、他に原因があるようです。
※ガソリンに引火する危険がありますので、
点検する際は慎重に作業を行ってください。
残るは、ガソリンの噴射量を決めるバキュームセンサ
(スロットルボデー内の負圧を検知する部品)ぐらいしか考えられません。
ちょうど、同じ部品がありましたので、
入れ替えてみましたが直りません。
が!!!
バキュームセンサに入るホースに亀裂を発見しました。
このホースを新品に替えてエンジンを掛けてみると
綺麗に吹け上がりました。
年数劣化や熱により、バキュームホースに亀裂が入り、
正しい負圧が測れずエンジン不調に陥ったことが分かりました。
また、一ついい勉強になりました。
それでは また。