走行すると水温が徐々に下がってしまい、暖房が出ないという症状の三菱ミニカ[H42A]の修理を致しました。以前にも同じ症状の車を、修理したことがありますので、ある程度検討はついています。
原因は、サーモスタットで、冷却水の量をコントロールして、水温調整しているのですが、固着して全く仕事をしていないことが判明。弁が、全開の所で固着していることにより、どんどんとエンジンが冷やされ、オーバークールになり、暖房が出なかったのです。
綺麗に清掃しないと漏れの原因になりますので、念入りに清掃して組み付けていきます。
こちらのサーモスタットは、82℃になると弁が開く仕組みになっていますが、今回はこの状態で固着してしまい戻らなくなっていました。
交換後は、抜けてしまったクーラント液(冷却水)の補充と、エア抜きをして作業終了となります。
水温計も安定し、本来の性能を取り戻し元気に走っていただけると思います。
それでは また。