お車は、デリカD5 CV5W 平成21年式
走行距離151,000キロ、
ご新規のお客様からのご依頼です。
作業内容はオイルパン洗浄、ストレーナー交換、ATフィルター交換、トルコン太郎によるATF圧送交換です。
それでは作業の様子をご覧ください。
走行テスト後に外部診断機を使用して故障コードのチェックをします、エラーは記憶されていません。
オイルパンを外して内部の汚れをキレイに洗浄する作業を行います。
ドレンボルトからオイルを排出します、比較用のサンプルとして少し採取。
残留しているオイルがありますのでこぼさないように、ゆっくりと取り外します。
グレー色の箱のようなものがストレーナーです。
ストレーナーの新、旧の比較です。
ストレーナー内部には濾し取った不純物が見えます。
こちらは新品です。
鉄粉吸着用のマグネット。たくさんの鉄粉が付着しています。
2つともキレイに洗浄!
オイルパン内部にもキラキラした鉄粉が残っていますのでキレイに洗い流して、マグネットを元の位置にセットします。
ガスケットを交換して元通りに取付。
ドレンボルトパッキンも新品に交換
外部にもう一つフィルターがあります。こちらも交換します。
カートリッジ式、エコタイプです。汚れ具合はかなり酷くヨレヨレになっていました。
Oリングは古くなると弾力性がなくなりオイル漏れの原因となりますので、部品を取り外したら必ず交換します。
デリカD5をとルコン太郎と接続するには専用のアタッチメントが必要になります、位置をしっかり合わせて接続完了。
抜けた分のオイルを図り充填します。
一定量の圧送交換後に自動的に10分間のクリーニングが始まります。クリーニングが終わり、そしてまた圧送交換をします。これを繰り返しながら出来るだけ新油に近い状態に持って行きます。
1回目が終わりました、クリーニング後、圧送交換を繰り返します。
ここまでくれば新油にかなり近づきました。十分キレイになりましたね
油量調整はレベルゲージで確認するタイプ。MAXの位置にピッタリと合わせています。
そして今回はSOD-1Plusも添加します。トランスミッションには総油量の7%、計算をして添加量を充填します。
添加量分のオイルを抜き取り後、きっちり充填しています。多すぎることも少なすぎることもありません。
走行テストではスムーズ加速し変速ショックもありません。もう一度リフトアップをして最終点検です。
最後は外部診断機にてエラーが無いか確認。すべてクリア。異常はありません。
CVT車はAT車に比べてベルトで駆動力を得る分、内部の部品に負担が掛かりやすくフルードの劣化も早まります。トラブルが発生する前に定期的な交換をオススメしております。
ご入庫ありがとうございました。
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方
遠慮なさらずにお問い合わせください。確かな経験の整備士が適切なアドバイスをいたします。
参考データ・作業内容
ミツビシ デリカD5 (CV5W)
走行距離: 151,000km
<ATF圧送交換一式>
・CVTオイルパン本体交換
・オイルパンボルト交換
・ドレンボルトガスケット交換
・CVTストレーナー交換
・CVTフィルター交換
・オイルクーラーOリング交換
・CVTF 20L
・SOD-1Plus
・エンジンオイル交換
・オイルフィルタ交換
■ 今回のご請求額は、104,400 円(税込)となっております。
国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。
この記事を書いている人
オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。