レクサス LS430 (UCF31) 逆輸入車
ATF圧送交換とオイルパン洗浄・ストレーナー交換のご依頼です。
埼玉県さいたま市岩槻区からお越しいただきました。
現在の走行距離は77900キロ。不具合がある訳ではありませんが、トラブル防止のために予防の意味も含めまして入庫となりました。
事前の走行チェックでは異常や違和感もありませんので作業に移ります。
気になるようなにじみも無く、コンディションは良好です!
フルードを排出。比較用に少し採取しておきます。
オイルパン内部には残留フルードが残っていますのでこぼさないように取り外します。
ストレーナーとバルブボディ。
新、旧の比較。見た目からしてもどれだけ汚れているかわかりますね。
フィルター内部は真っ黒に汚れています。
新品はこんなにキレイです!
バルブボディ下部はできるかぎり洗浄して…
新品ストレーナーを取付します。
外したオイルパンはこんな感じです。
マグネットには、こんなにたくさん鉄粉が吸着されています。AT内部の汚れとは別に金属同士の摩耗による鉄粉はかなりの量です。
3つとも洗浄して元の位置にセット。
新品のようにピカピカに復活です。
ガスケットを新品に交換して、
元通り組み付けます。
抜けたフルードはこんなに黒々としています。
トルコン太郎を車両と接続して抜けた分のフルードを充填。
圧送交換を開始します。
すこしづつ混ざりながら循環して新油の洗浄効果により内部の汚れを落とします。
1回目の圧送交換が終わりましたがクリーナーモニターはまだキレイになりません。
一番左のモニターが車両内部から回収している廃油です。かなりキレイな色味になってきているのがわかりますか?
ここまでになれば十分ではないでしょうか。
こうして比べてもキレイになったのがわかりますね。
温度管理をして油量調整をします。指定温度になったらオーバーフローさせて滴下状態なったところで完了です。
ガスケットは新品に交換してオーバーフロープラグを締めます。
走行テストを行い、最後に診断機で各部のチェックをします。すべての項目にエラー無しで状態は良好です。
今回の車両は逆輸入車でしたが、セルシオとシステムは同じようで左ハンドルということ以外、メンテナンスする上で特に変わりありませんでした。
国産車以外でも対応可能ですので、遠慮なさらずにお問い合わせください。
施工後は、その都度このように内部の洗浄を行っていますので、ATF、CVTが混ざることはございません。
内部のフィルターの汚れも清掃
これで次のお客様も気持ちよく施工することができます。
参考データ・作業内容
レクサス LS430
走行距離: 77,900km
<ATF圧送交換一式>
・ATオイルパン交換
・ATFストレーナー交換
・ドレンボルトガスケット交換
・オーバーフロープラグガスケット交換
・ATF
ご依頼ありがとうございました。
国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。
<作業・撮影/篠塚真介 松永和也>
この記事を書いている人
オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。