神奈川県横浜市からT社Mさまからのご依頼です。

ハイエースワゴン(TRH219W)トルコン太郎でATF圧送交換です。
走行距離は38000キロ。低走行ですが登録から7年経過していますしトラブルの予防も兼ねて施工をさせていただきます。

なんとT社のMさまからは今回で4台目のご入庫となります、本当にありがとうございます。

それではいつもどおり、作業の様子をご覧ください。

大きいサイズのハイエースですので慎重にリフトアップいたします、ん?モデリスタのエアロが装着されていて雰囲気が違いますね。あまり主張しすぎずちょうどいい感じです。

アクセスしやすようにアンダーカバーを外し、作業スペースを確保。

フルードを排出。あまりにもキレイな色でビックリです。コレ、交換してもいいのかなぁ…って思っちゃいます。
でもフルードがキレイなのは内部の金属摩耗が少ない証拠ですし、乗り方も丁寧にされていると思われます。

比較用瓶に採取しておきます。

バルブボディ、ストレーナーも気になるような汚れはありません。

オイルパンに残っているフルード、キレイなのがわかりますか?

ストレーナー新品と比べるとこんな感じです。

キレイだと思っていたのですがストレーナー内部には異物が確認できます。やっぱり開けて交換して正解でした。

ちなみに新品はコレです。

マグネットに吸着されている鉄粉量は非常に少ないですね。

洗浄すればここまでキレイになります。

マグネットは定位置にセット、液体ガスケットを塗布します。ちなみにオイルパンは新品になります。液ガスのオイルパンは外すときにどうやっても歪みがでてしまい、オイル漏れの原因となるため弊社では交換を提案させていただいてます。ご依頼主のMさまも快く承諾してくれました。

新品ストレーナーをセット。

ドレンボルトガスケットは新品に。

オイルレベルゲージチューブのOリングも交換します。

オイルパンをもとに戻します。液体ガスケットが乾くまでオイルは入れられませんので数時間おきます。

液体ガスケットが硬化した頃合いを見計らってトルコン太郎を車両と接続します。

ハイエースワゴン(TRH219) トルコン太郎でATF圧送交換

やっぱりモデリスタかっこいい。

抜けた分のフルードを充填します。この車のAT総油量は8.3リットル、充填する量は5.5リットル、この時点で約全体の6割強は入れ替わることになります。

それでは圧送交換です。

十分キレイになっていますが、製造から7年も経ちますしフルードは見た目以上に劣化して性能を発揮できていません。内部のフルードが全部入れ替わるように何度か圧送交換を進めます。

3回ほど繰り返し全量交換になったと思います。

色味はこんな感じです、申し分ありませんね。トルコン太郎のクリーニングフィルタにも異物は全く確認できません。

油量調整、上のHOTラインにピッタリ合わせています。

テスト走行後、診断機でチェック。診断結果にエラーはありません。
Mさま、今回もありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

参考データ・作業内容

ハイエースワゴン (TRH219W)
走行距離: 38,400km

ATF圧送交換一式

・ATオイルパン交換
・ATFストレーナー交換
・ドレンボルトガスケット交換
・オイルレベルゲージパイプOリング交換
・ATF

■ 今回のご請求額は、76,300 円(税込)となっております。

ご依頼ありがとうございました。
国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。


<作業・撮影/篠塚真介 松永和也>

この記事を書いている人

オートプラネット篠塚真介

オートプラネット篠塚真介

埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。