フェアレディZ(Z33)トルコン太郎でATF圧送交換のご依頼です。
84,000キロの中古を購入して、現在は101,000キロ。
以前の交換歴は不明ですがATF交換を考えているとの事で連絡をいただきました。
現状での気になるところは無いようですが、今後のトラブル予防のためにトルコン太郎で交換をします。
交換前の試乗チェックに違和感や問題はありませんので交換作業に入ります。
ドレンボルトを外しフルードの抜取り。少し比較用に採取しておきます。
ドレンボルトからは完全には抜けきれないフルードが残っていますので、こぼさないように慎重にオイルパンを外します。
バルブボディとATストレーナーが見えてきます。
オイルパンに設置されているマグネットには鉄粉が吸着しており、しっかりと仕事をしていることが伺えます。量は適正です。
オイルパンのガスケット剥離作業中。
キレイに清掃をしてマグネットを定位置にセット、ガスケットは新品に交換です。
取り外したストレーナーの比較になります。新品はキレイなシルバー色。
ストレーナーメッシュには不純物が付着。このような不純物はバルブボディ内部に入ってしまうとトラブルの原因になります。ATF交換の際にストレーナの供給がある車種は必ず交換しておきたい部品です。
新品ストレーナを取り付け、オイルパンを元に戻します。
抜けたフルードはかなり、黒々としています。
トルコン太郎を車両と接続。圧送交換の準備ができました。
抜けた分のフルードを充填。
1回目の圧送交換を開始します。
色味がだいぶキレイになりましたが、もう少し交換したいですよね。30分ほどクリーニングを実施。
続いて圧送交換を進めます。
このくらいになれば十分です。見た目以上に気分もいいですよね!さらにクリーニングも30分間実施。
わかりますでしょうか?クリーニングをすることでこのような不純物もキャッチしてくれます!
油量調整の写真を撮り忘れました…
でも、しっかり訂正範囲内に調整をしております。
最後に走行テストをして問題のないことを確認し、車両診断機で各部のチェックをして完了です。
一つもエラーはなく完成です。
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作業の中でATストレーナーの交換がありましたが、この部品は国内では供給されていません。なぜかアメリカですと供給されているので今回はそちらの部品を使用して交換をしました。
部品のクオリティも国産と変わらず気になるところはありませんでした。
フェアレディZ、ATF交換時にストレーナーの供給がなくて困っている方はご連絡いただければ対応可能です。
後日、お客様より「非常に調子がよく満足しています」と報告をいただきました。
やはり一言でも、コメントを貰えると嬉しいものです、
ATF交換等で気になることがありましたら、遠慮なさらずに連絡をいただければ幸いです。
参考データ・作業内容
ニッサン フェアレディZ(Z33)
走行距離: 101,000km
ATF圧送交換一式
・ATFストレーナー交換
・ATFストレーナーOリング交換
・オイルパンガスケット交換
・オイルドレンプラグガスケット交換
・ATF 20L
■ 今回のご請求額は、63,900 円(税込)となっております。
ご依頼ありがとうございました。
国産車に限らず輸入車でも対応可能な車種は多々ございます。メルセデスベンツ、BMW、ポルシェなど幅広く対応していますので遠慮なさらずにお問い合わせください。
この記事を書いている人
オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。