皆様、こんにちは。オートプラネット松永です。
前回のブログから引き続き、トルコン太郎を使ってのオイル交換のご依頼頂きましたのでご紹介になります。
今回の車両はスバルのエクシーガになります。
エクシーガはレガシィやインプレッサと同様にボクサーエンジンを搭載していますが、車自体の背が高く同じワゴン車と比較し
て荷物の出し入れがさらにしやすくなりました。
これからの冬の季節にはスバル車のような4WDの車が威力を発揮しますね。
それでは、オイル交換に入りますが、その前に写真を取り忘れてしまいましたがオイルパンを脱着清掃しています。
こちらのエクシーガのミッションはオイルによって作動が円滑に出来ない恐れがあるみたいです。
CVTオイルにしっかりと対応しているオイルであれば、ミッションはスムーズに動くのでオイルには気を使いたいですね。
最近の新しい車両はオイル量を測定するレベルゲージが無く、交換する際に車両に取り付けるアタッチメントも無いと交換出来ない車が増えてきていますが今回のエクシーガはATオイルパンに繋がるホースが見えていますので、そちらに繋げて交換をする事が出来ました。
無事に付属のホースを取り付けました。
ここからは、交換中の写真を連続で掲載します。見えにくい写真もあるかと思いますがご了承ください。
ワコーズ製のATオイルは赤色ではなく透明に近い色になります。左端のモニターが新品です。
10リットル交換しましたが写真でも分かる通りまだ黒いですね。
お客様にご了解を得てさらに10リットル交換していきます。
これで合計20リットル交換おわりました。
右端が交換中に見れるモニターです。色が変化して薄くなってきました。今この状態ではオイルの中に不純物が多く残って
いる為、これから取り除きに入ります。20分くらいアイドリング状態のままトルコン太郎と車両間でオイルを回していきます。
もちろんこの時もシフトノブはニュートラル位置のままになります。
20分経過しました。
先程のオイルの色と比べると中のフィルターが綺麗に透き通るようになりました。この状態ならば、不純物はほぼ取り除けていると思います。お客様にもご了承を得まして作業は終了になります。不純物の中にはCVTミッションが作動している際に多少なりとも金属同士が摩擦で擦り減り出てきた鉄粉がほとんどです。
オートマチックミッションはとても精密な機械の為、鉄粉が塊となる場合もありミッション内で万が一噛んでしまうと変速ショックや回転数だけが上がってしまうなど色々な不安要素が生じる可能性が出てきます。オイルの粘度も重要になり無交換で使用しているとサラサラな状態となり変速時の伝達効率が悪くなる事もあります。
この事からエンジンオイルと同等にオートマチックオイルの交換も重要な事がお分り頂けましたでしょうか?
車両の状態でオイルの量や専用アタッチメントが必要なのか変わってくるため、作業ご依頼の際は一度当店へご連絡頂ければと思います。その他の作業でもご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
それでは、失礼します。
参考データ
スバル エクシーガ
圧送式交換のみ
CVTF持ち込み
オイルパン脱着清掃(写真なし)
この記事を書いている人
オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。