あれっ、どこかで見たような…。なんだかメルセデスのトランスミッションに似ています。
よくよく調べてみるとエンジンとトランスミッションは、メルセデス・ベンツに搭載されているダイムラー製の物です。どうして採用されたのかは割愛させていただきますが、日産とダイムラーの関係はより深いということでしょう。
さてATF交換自体はメルセデス・ベンツの7Gトロニックと同じですので、特に問題ありませんが、部品の発注をして伝票を見ると、なんとメルセデスの価格より大幅に安いのです!届いた部品はメルセデスと変わりないようですので、日産とヤナセで部品の価格がここまで違うとは…。
トランスミッションは7Gトロニックですので、モチュールのATFⅥが使用できますが、このスカイラインに関しては適合確認ができていません。
7Gトロニックでは、MB236.14(赤色)、MB236.15(青色)が使用されていて、どちらの品番にもATFⅥ(赤色)が適合します。問題はないと思いますが、フルードの色違いもありますので、ここは純正フルードで行こうとおもいます。
急いで作業を行えばヒューマンエラーにもつながりますし、ミスを無くすためにもATF圧送交換作業の期間は、3日から1週間程度のお時間をいただいております。
● 車の修理をしたいけど迷っている方
● どこのお店に依頼していいかわからない方
● 初めての問い合わせで迷っている方
参考データ・作業内容
スカイライン 200GT-t (ZV37)
施工時走行距離: 93,000 キロ
<ATF圧送交換一式>
・ATオイルパンガスケット交換
・ATFストレーナー交換
・オーバーフロープラグ交換
・ATオイルパン固定ボルト交換
・オイルドレンプラグシールリング交換
・トルクコンバータードレンボルト交換
・ATF(フックス TITAN ATF 7134 FE)20L
・SOD1-Plus
この記事を書いている人
オートプラネット篠塚真介
埼玉にあるオートプラネットで働くメカニック。
日々、大好きな整備や修理に明け暮れていて、とても充実しています。仕入先でみつけた素敵なクルマや整備・修理の内容を、自分のか細い語彙力で紹介していきます。
何ごとにも探求心のある人に憧れる。