今日は、以前ご購入いただきましたS様のトヨタ エスティマ[MCR30]のエンジンチェックランプが点灯したとのことで、当店に入庫いたしました。原因追求の為、自己診断機を使い、コンピューターにアクセスします。結果は、「O2センサヒーター系統B1S1異常」。
B(バンク)1(シリンダー側)S(センサー)1(触媒前)になり、このエスティマは、車の下側から作業しないといけません。
かなり奥まった所にあるので、マフラーなど、作業に邪魔になる部品を外していきます。
遮熱板もセンサー取り外しの際、工具が当たりますので、外してしまいます。
こちらが、O2センサーです。新品だと数万円してしまうので、価格の安い社外新品で対応させていただきました。
排ガス中の酸素を検出するセンサーで、空燃比が理論空燃比に対して薄いか濃いかを調べるもの。
エンジンに供給される混合気の空燃比が理論空燃比からずれると三元触媒の排気ガス浄化能力が激減する。そこでO2センサーで排気ガス中の酸素の濃度をチェックし、空燃比が理論空燃比かどうかを連続的に調べ、これによって空燃比をコントロールする。
ジルコニア管という化学実験に使う試験管のような形のジルコニアでできた管の外側を排気ガスに、内側を外気に触れるように排気管に取り付け、管の内外の電圧を測定すると理論空燃比付近で電圧が急に変わる現象を利用するジルコニアO2センサーが広く使用されるが、 高純度のチタニアを使うチタニアセンサーもある。
早めの対応が被害を最小限に留めることが出来るのです。
それでは また。